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執筆者の写真キンレイ心染事務局

第二十三回 法政大学落語研究会OG 富士見亭 ぴー助さん

2014年に発足し、「和食“鍋焼うどん”」×「伝統芸能“落語”」の魅力を多くの方々に伝達していくことを目指した文化啓発活動である『キンレイ心染プロジェクト』の卒業生インタビューページです。

 第二十三回は法政大学落語研究会より心染プロジェクトに参加した、富士見亭 ぴー助(ふじみてい ぴーすけ)さんが登場。インタビュアーはキンレイ心染プロジェクト卒業後、プロの漫才コンビ「まんじゅう大帝国」として芸能事務所(株式会社タイタン)に所属し活躍している田中永真さん・竹内一希さんです。

富士見亭 ぴー助さん

竹内:今回の卒業生インタビューは法政大学落語研究会OGの富士見亭 ぴー助さんに登場いただいています。

※以下文中では、ぴーちゃん。


ぴー助:よろしくお願いします!


竹内:こうして話すのも久しぶりだね!


ぴー助:本当にお久しぶりです!


田中:僕とはちゃんと話したりするのは今回が初めてだけど、会ったことはあるよね?


ぴー助:はい!落研のOBの皆さんが出演する寄席でカメラマンとして起用いただきました。


田中:そうそう。


竹内:ぴーちゃんといえば落研のみんなの公演で写真を撮ってくれてね。あとは大量にフライヤーを作ってくれたり。


ぴー助:フライヤーはよく描いていましたね。


竹内:在学中に何枚くらい描いたの?


ぴー助:落研関係以外も入れて、延べで55枚描きました。


竹内:おお!55作品ってことだよね?それって、僕らはなにも考えずにお願いしていたんだけど、そういうデザイン系の分野を大学で学んでいたの?


ぴー助:いや、全く関係のない学部でした。


田中:すごいな!完全に趣味が高じてだったんだね。


竹内:確か、心染寄席のフライヤーも作ってなかったっけ?


ぴー助:そうです。作らせていただきました。

富士見亭 ぴー助さん作 各種フライヤー  左:キンレイ心染寄席2018 中:キンレイ心染寄席2019 右:キンレイ心染寄席&一年生寄席(2パターン)

竹内:そうそう、これこれ!すばらしい出来映えだよね。


ぴー助:ありがとうございます。


竹内:あとは何を隠そう僕が構想したLINEスタンプも作ってくれてね。


田中永真さん

田中:え!?あれってぴーちゃんが作ったの?竹内が作ったんじゃなくて?


竹内:そうそう!改めて御礼の宴をさせてください!えっと、法政落研には1年生の時から入っていたんだっけ?


ぴー助:そうですね。入学してすぐ入りました。



竹内:落研に入ったきっかけは?




ぴー助:もともと、三味線とか和楽器に興味があって、落研だったら出囃子とかでそういうこともできるかな?と思って、当時の先輩の雑派さんに「できますか?」って聞いたら「できるよ!」って言われたので入ったんですけど、実際は出囃子のCDしか使っておらず・・・。結局和楽器に触れることはないまま卒業しました(笑)。


竹内:ああ、ちょっと騙されたんだね。


田中:ちょっとじゃないでしょ。メチャクチャ騙されてるよ(笑)。落研の新歓あるあるではあるけども。


ぴー助:でも結局、サークルとして楽しい場所だったので4年間残りました。ここにいるためには落語やらないといけないな。みたいな。落研部員として健全じゃなくてすみません。


田中:いやいや。まあ、健全かどうかで問われると洗脳に近いから健全ではないんだけども(笑)。


竹内:まあ、そんなもんだよね(笑)。その時の法政落研って部員も多くなかった?


ぴー助:そうですね。同期は10人くらいいましたね。


田中:そういえば、三味線への後悔ってない?


ぴー助:三味線はいつでもできるかな?って。まだやっていないんですけど。


田中:これから挑戦できるもんね。僕も落研での後悔は三味線を覚えなかったことなんだよね。理科大落研には三味線部隊がいたからね・・・。落語って「できます!」って言ったところで、すぐに証明するのが難しいからさ。


竹内:披露する場所と時間がないとできないもんね(笑)。三味線だったら1分位あれば簡単になにか弾いたりしてね。


ぴー助:雑派さんは「他の大学の落研ではやっているよ」っていう意味合いで言っていたのかもしれません(笑)。


田中:ものは言いようってやつだ(笑)。


竹内:心染プロジェクトにはいつから参加していたの?


ぴー助:2年生からですかね。なので丸3年くらい関わらせていただきました。4年生の時は時間に余裕もあって、一番参加していたかもしれません。


竹内:さっき心染寄席のフライヤーを見せてもらったけど、他に思い出に残っている活動ってある?


ぴー助:小学校での出前授業は楽しかったですね。3年生が対象だったんですけど、懐いてくれて可愛かったです。


2019年2月22日 西東京市立田無小学校での出前授業にて 『味噌豆』を披露する富士見亭 ぴー助さん

田中:あ、この写真は「味噌豆」をやっているのかな?


ぴー助:そうです、そうです!


竹内:やっぱり小学生を相手に落語をやるって新鮮だった?


ぴー助:中々ない経験ですね。法政落研では高齢者の方に披露することが多かったので。そういう意味では心染プロジェクトは貴重な場でしたね。


田中:さっき、4年生の時は余裕があったって言っていたけど、就活が早々に終わったの?


ぴー助: 4年生の6月には終わったので、そこからは気楽に過ごしていました。


田中:就職先はどんな業界なの?


ぴー助:業界としては製紙業になります。営業関連の部署にいます。


田中:へえ!面白そうな業界だね。6月に決まったってことは割とすんなりパスできたんだね。


ぴー助:自分でもびっくりしました!落研に所属していたことに興味を持ってもらえて。


竹内:心染プロジェクトの話とかはした?

富士見亭 ぴー助さん


ぴー助:話しました!やっぱり学生の頃から企業との取り組みに参加していたことは武器になりました。入社してからの懇親会で「あ、落研の子だ!」って覚えてもらっていただけて。


竹内:会社の同期は何人くらいいるの?


ぴー助:50人くらいですね。






田中:多いね!同期が多いのも楽しそうだね。実際に社会に出てみてどう?2年目に突入してより気付いたこととかある?


ぴー助:学生と社会人とでは背負う責任が違いますね。


竹内:怖いね~、責任。でもまあ、そりゃそうか。


ぴー助:あ、でも、先輩や上司の方たちとの人間関係も良好ですし、残業もほとんどなくて。

竹内一希さん


竹内:あら、素晴らしいじゃない。ホワイトだね・・・、いやぁ、まるで紙のようにホワイトだね。


田中:うるせえぇ。


竹内:ここはぜひとも、強調してもらいましょう!


田中:なんだよ、もう。うるせえな本当に(笑)。




竹内:いや、でも良かったよ。僕らも嬉しいよ。心染プロジェクトに関わってくれたぴーちゃんが順調に社会人として歩んでいるのを聞くと。今度ぜひ、息抜きに僕らのライブも観に来てよ!

田中永真さん

ぴー助:それはもう!情勢が落ち着いたら絶対に行きます。お二人が出演されている「タイタンオチケン」にも行きたいです!


田中:おお!ありがたいね。


竹内:こうして外に出かけられなかったりすると、落研の同期とか後輩にも会えてないんじゃない?




ぴー助:直接は会えていないんですけど、このインタビュー収録みたいに、オンラインで会ったりはしていますね。それこそ、同期のみんなと「どうやったら心染プロジェクトの卒業生インタビューに出られるんだろう?」って話によくなります。特に、芸人・ゆうDとして活躍している笠井君が出ていた時は同期のみんなで焦りましたね(笑)。「社会人はだめなのか!?」って(笑)。


竹内・田中:はははははは(笑)。そんなことは決してないのだけども(笑)。


竹内:ゆうDの出演で落研出身者が荒れたんだ(笑)。


田中:むしろ、みんながこの企画を見てくれていて安心したよ。前のめりになってくれて。


竹内:社会に出てもこうして心染プロジェクトに関わってくれるぴーちゃんから、これから落研で頑張ろうとしている後輩のみんなにアドバイスをいただきたいんだけども。


田中:卒業してから気づいたこととか。


ぴー助:んんー?私が落語をやっていた時って、一番自分が楽しんでいる時がウケたりすることが多かったので、後輩のみんなにはとにかく落研生活を楽しんでもらいたいです。それに尽きます!

竹内一希さん

竹内:話しを聞いていると楽しそうだもんね、

騙されて入ったのかもしれないけど(笑)。


ぴー助:流されてみることもアリかもしれないですね(笑)。楽しそうなところに行ってみると楽しいところに行き着くことが多いかもしれないです。 竹内:素晴らしいな!!オイ!!ぴーちゃんは!!


田中:え、怒ってるの?どうした急に?




竹内一希さん



竹内:キンレイさんの商品は食べていますか??


田中:なんだ、それは。情緒がおかしいぞ。


ぴー助:食べていますよ(笑)。働き出してからありがたみが増しています。特に「お水がいらない四海樓監修ちゃんぽん」がお気に入りです!






竹内:あれは発明品だよね。麺が素晴らしいもの!


田中:そういえば、この前新商品が発売されたよね。「お水がいらない札幌味噌ラーメン」。


ぴー助:え!?味噌ラーメン好きなので探してみます!私もメーカーに就職してからキンレイさんのものづくりのへの想いに共感するところが多々あるので、これからもファンでいさせてもらいます!

富士見亭 ぴー助さん





【富士見亭 ぴー助さん プロフィール】

2020年に法政大学人間環境学部人間環境学科を卒業。

現在は製紙メーカーに就職し活躍中。








まんじゅう大帝国

【インタビュアー:まんじゅう大帝国 略歴】

株式会社タイタン所属の漫才コンビ。2016年6月コンビ結成。2017年4月デビュー。大学時代は互いに落語研究会に所属し、学生落語の全国大会で優秀な成績を残す。2017年4月に株式会社タイタンに所属しデビュー。フジテレビ系『ENGEIグランドスラムLIVE』『ネタパレ』などに出演し注目を集める。

【その他、受賞歴等】

・国立演芸場 令和元年度「花形演芸大賞」 銀賞受賞

・フジテレビ「ENGEIグランドスラム」「ネタパレ」

・WEB CM パイロットコーポレーション フリクション「ネタ帳」

・MV ゼスプリゴールドキウイ「アゲリシャス」

・TBSラジオ「マイナビラフターナイト」月間チャンピオン(2017年6月/2018年11月)

・第3回未完成映画予告編大賞「MI-CAN男優賞」(竹内一希)

・2020年1月29日より、初のDVD「詰め合わせ」発売。

・2020年10月7日より、第一回単独公演DVD 「私の番です。たしかにね。」発売。

・竹内一希さん主演映画『実りゆく』が2020年10月9日(金)に新宿武蔵野館ほか全国の

 上映館で公開。「第63回ブルーリボン賞」作品賞にノミネート。2021年4月28日よりDVDが

 発売。

・初の単行本『笑いの学校』が2020年12月19日(土)に河出書房新社より発売。


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