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執筆者の写真キンレイ心染事務局

第二十回 東京経済大学落語研究会OB 笠井 雄大さん

 2014年に発足し、「和食“鍋焼うどん”」×「伝統芸能“落語”」の魅力を多くの方々に伝達していくことを目指した文化啓発活動である『キンレイ心染プロジェクト』の卒業生インタビューページです。

 第二十回は東京経済大学落語研究会より心染プロジェクトに参加した、笠井 雄大(かさい ゆうだい)さんが登場。インタビュアーはキンレイ心染プロジェクト卒業後、プロの漫才コンビ「まんじゅう大帝国」として芸能事務所(株式会社タイタン)に所属し活躍している田中永真さん・竹内一希さんです。



笠井 雄大さん

竹内:早いもので、このキンレイ心染プロジェクト卒業生インタビューも二十回を迎えます。記念すべき二十人目の卒業生は東京経済大学落語研究会※OBで、す亭 ごおるどとして活躍していた、笠井雄大さんです。

※以下文中では「東経落研」


笠井:よろしくお願いします!


田中:僕とは初めましてだよね?


笠井:はい!


田中:笠井君の同期は誰になるの?



田中:あ、じゃあ去年卒業したばかりだね。


笠井:そうです。田中さんって竹内さんといくつ違うんですか?


田中:僕が1学年上かな。


笠井:あ、じゃあ僕とは被ってないですね。


田中:そうだね。竹内が大学4年生の時の笠井君が1年生になるのかな?


竹内:うん。笠井君と最初に会ったのは、落研の落語会の打ち上げだったよね?


笠井:そうですね。

竹内一希さん

竹内:僕が笠井君の高座名を付けることになってね。


笠井:竹内さんから「1から100まで好きな数字を選んで」って言われて。僕が1を選んで付いた高座名が“雑草むしゃむしゃ”でしたね。


田中:んん?どういうことだ竹内!


竹内:申し訳ないなとは思いましたね。

田中:違う!なんで竹内が名前を付けたんだ!


竹内:ああ、ちょうど日芸落研の後輩に高座名を付ける時期だったから…。


田中:答えになってない!


竹内:笠井君の高座名がまだ決まってなくて、たまたま僕の携帯に日芸落研の1年生に付ける用の高座名のアイデアが100個くらいあって、そこから選んでもらったんだよね。


田中:なんだかよくわからないけど、笠井君は入学早々、竹内の犠牲になったってこと?


笠井:犠牲だなんてとんでもない。“雑草むしゃむしゃ”は僕の後輩が2代目として引き継いでいます。


竹内:あ、そうなの?嬉しいね。“雑草むしゃむしゃ”から“す亭 ごおるど”に改名したんだよね。


笠井:はい!

田中永真さん

田中:やっぱり落研って変だよ…。心染プロジェクトには1年生の時から参加してたの?


笠井:いや、心染プロジェクトに参加したのは2年生からです。先輩に誘ってもらって。


竹内:あ、そうだったんだ。


笠井:はい。「出張落語会」では色んなところで落語をやらせてもらいましたね。「心染寄席」も楽しかったです。普段交流がない落研部員に会えたりして。


田中:心染プロジェクトでの活動も含めて、色んなところで落語をしたと思うんだけど、大変だった落語会とかある?


笠井:東経落研にいただいた出演依頼ですかね。会場がフードコートのど真ん中で、誰も聴いてくれない上に会場の環境音に負けてしまって。お二人が一番辛かった舞台とかありますか?


竹内:日芸落研への出演依頼かな。大学近くの商店街の野外イベントで落語を始めた途端に選挙カーが目の前に停まって演説が始まったのは大変だった。


笠井:選挙演説…。どこの落研にも大変な思い出がありますよね。


田中:今はどんな仕事をしているの?


笠井:実は芸人をしています。


田中永真さん

田中:ええ!そうなんだ!このインタビューで初めてだね。いつから?


笠井:大学を卒業してからずっとフリーで活動しています。元々コンビだったんですけど今は“ゆうD”って名前でピン芸人をやっています。


竹内:そうなんだ。所属事務所を探しているの?


笠井:はい。芸人仲間に囲まれていた方が刺激になると思って。


竹内:ネタ見せライブとかもあるもんね。またコンビを組もうとかは考えていないの?



笠井:相方は欲しいですね。ピンよりコンビの方ができることが増えるかなと思って。

笠井雄大さん

田中:コンビを組めたら漫才とコントどっちをやりたいの?


笠井:できれば漫才をやってみたいです。


竹内:この春から良いスタートが切れると良いね。あ、でも養成所とか入るとお金が必要だ!


笠井:目下精力的にアルバイトに励んでおります!


竹内:たくましいね!


笠井:そういえば、お二人は最近、衣装を変えられましたよね?


田中:うん。変えたよ。


笠井:お二人に、僕が今やっているネタの衣装をお二人に見ていただきたいんですけど、着替えても良いですか?


竹内:唐突だな!力になれる自信はあまりないけど…。


笠井:率直な感想だけでもいいので、お願いします!

ゆうD(笠井雄大さん)

田中:おお!これが、ゆうDなんだね!


竹内:インパクトはあるね。どんなネタをするのか気になるよ。


田中:そうだね。ただ、手作り感が前面に出てるからワンポイントでも笠井君のこだわりが伝わると良いかも。


田中:帽子のパターンを増やすとか。


笠井:あ、帽子はもう一個あります少々お待ちください。


ゆうD(笠井雄大さん)

竹内:おっ、こっちの方がキャラ立ちしていて、より良い気がする。


田中:確かに黒い帽子よりは親近感がわくかも。


笠井:少し恐くないですか?

田中:引くほどの恐さはないかな。あとはシャツを派手にしてみるとか。



竹内:ギラギラしたシャツとか。自分で思っているより明るい色を使う方が舞台で映えるんじゃないかな?


田中:「そんな人いないよ」ってくらい振り切っちゃった方がより印象に残るかも。


竹内:原色を使ってみるとかは?


田中:あ、黄色とか良いかもね。眼鏡は外さないの?


笠井:眼鏡はかけたいです。恥ずかしいので。


竹内:なるほどね。あとはスカーフを変えるとか?


笠井:スカーフならすぐ変えられそうです!


田中:気になったのは色味くらいかなあ。


笠井:めちゃくちゃ参考になります!ありがとうございます!


竹内:憧れの芸人さんとかいるの?


笠井:コロコロチキチキペッパーズのナダルさん、バッファロー吾郎の木村さんです。


田中:いつかライブとかでご一緒できると良いね。


竹内:僕らもまだお会いできてないなあ。


笠井:お二人とも共演できるよう頑張ります!


竹内:うん。心染プロジェクトから同じ目標を持つ後輩ができて嬉しいね。


田中:キンレイさんのおかげで新しい繋がりがどんどん増えているね。


笠井:まんじゅう大帝国のお二人とこうしてお話しできるとは思ってなかったので、この記事は落研の後輩を含め色んな人に読んで欲しいです。


竹内:キンレイさんの商品は今でも食べてる?


笠井:たまにご馳走ととして買わせていただいています!初めて「京風うどん」を食べた時の衝撃はとんでもなかったです!


田中:僕らにとってはご馳走だよね。そういえば「京風うどん」は2月にリニューアル発売して商品名も「京風だしのおうどん」に変わって、具材に湯葉が追加されたんだよ。


笠井:え!ちょっと待ってください。この前商品を贈っていただいていたんです!…。あ!本当ですね。湯葉も入ってる!食べるのが楽しみです。将来、自分の力でキンレイ商品を爆買いできるように頑張ります!

笠井雄大さん




【笠井雄大さん プロフィール】

2020年に東京経済大学経済学部経済学科を卒業。

現在はピン芸人・ゆうDとして精力的に活躍中。

ライブ出演情報等は公式Twitterよりご確認ください。







まんじゅう大帝国


【インタビュアー:まんじゅう大帝国 略歴】

株式会社タイタン所属の漫才コンビ。

2016年6月コンビ結成。

2017年4月デビュー。大学時代は互いに落語研究会に所属し、学生落語の全国大会で優秀な成績を残す。2017年4月に株式会社タイタンに所属しデビュー。フジテレビ系『ENGEIグランドスラムLIVE』『ネタパレ』などに出演し注目を集める。


【その他、受賞歴等】

・国立演芸場 令和元年度「花形演芸大賞」 銀賞受賞

・フジテレビ「ENGEIグランドスラム」「ネタパレ」

・WEB CM パイロットコーポレーション フリクション「ネタ帳」

・MV ゼスプリゴールドキウイ「アゲリシャス」

・TBSラジオ「マイナビラフターナイト」月間チャンピオン

(2017年6月/2018年11月)

・第3回未完成映画予告編大賞「MI-CAN男優賞」(竹内一希)

・2020年1月29日より、初のDVD「詰め合わせ」発売。

・2020年10月7日より、第一回単独公演DVD 「私の番です。たしかにね。」発売。

・竹内一希さん主演映画『実りゆく』が2020年10月9日(金)に新宿武蔵野館ほか

 全国の上映館で公開。

「第63回ブルーリボン賞」作品賞にノミネート。

 2021年4月28日よりDVDが発売予定。

・初の単行本『笑いの学校』が2020年12月19日(土)に河出書房新社より発売。


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