• キンレイ心染事務局

第二十六回 法政大学落語研究会OG 新島 綾音さん

 2014年に発足し、「和食“鍋焼うどん”」×「伝統芸能“落語”」の魅力を多くの方々に伝達していくことを目指した文化啓発活動である『キンレイ心染プロジェクト』の卒業生インタビューページです。

第二十六回は法政大学落語研究会より心染プロジェクトに参加した、新島 綾音(にいじま あやね)さんが登場。インタビュアーはキンレイ心染プロジェクト卒業後、プロの漫才コンビ「まんじゅう大帝国」として芸能事務所(株式会社タイタン)に所属し活躍している田中永真さん・竹内一希さんです。

新島 綾音さん

竹内:今回の卒業生インタビューは法政大学落語研究会OGの富士見亭 りこ一(ふじみてい りこぴん)として活躍していた新島 綾音(にいじま あやね)さんです!

※以下文中では、りこ一ちゃん。


新島:お久しぶりです!よろしくお願いいたします。


竹内:りこ一ちゃんとは僕らも出演させてもらった「落研の夏フェス」で初めて会ったのかな?


新島:実際にお会いしたのはあの時が初めてです。


竹内:前回の二名ちゃんと同期になるわけだね。


新島:そうです。二名ちゃんといさなちゃんと同期です。


竹内:りこ一ちゃんは関東落研連合の幹部の補佐として、「落研の夏フェス」では物凄いテキパキ役割をこなしてたイメージがあるなあ。


新島:いやいや!他の幹部二人のやる気に引っ張ってもらって、一生懸命支えていました。


田中:関東落研連合に補佐って役割がなかったんだよね。


新島:最初は総長・副総長の二人体制って聞いたことがあります。

田中 永真さん

田中:そうそう!同じ落研の人が総長を続けないように新しい役割を作ろう!って副総長の役割を作ったんだよね。“補佐”っていうのは僕らの代から竹内の代に移行するタイミングで作った役割なんだよね。“代替わり寄席”っていうのをやりたくて、総長と副総長だけだと合計で4人しか演者がいないから、補佐っていうのが元々あったってことにして3番勝負形式でやったら、それ以降引き継いでもらっているんだった。


竹内:だから今後もどんどん幹部の役割も増えていくかもね。WEB担当とか(笑)。心染プロジェクトにもがっつり参加してくれてたよね?いつから参加したの?


新島:2年生でした。年に1回開催するキンレイ心染寄席は楽しかったです。


竹内:心染寄席は文化祭みたいな感じだもんね。


新島:チラシを持って呼び込みするとかって普段の学生寄席ではやらないので、それこそ新鮮でした。

新島 綾音さん

竹内:他の落研の人との繋がりは増えたりした?


新島:そうですね。なかなか、会えないような先輩の落語も聴けたりしたので良い交流の場でした。このインタビューにも出演されたほ八さんぴー助さん雑煮さんたちに「後輩のりこ一だよ!」って色んな人に紹介いただいて。

田中:良い先輩たちだ!


竹内:そうか、りこ一ちゃんの代はコロナ前とコロナ中を両方知っている学年か。大変だったでしょう。3年生で関東落研連合の幹部になって、これからだ!って時に何もできなくなっちゃったんだもんね。


新島:途方に暮れましたね。


田中:それで夏フェスとかのオンライン企画を思いついたの?

竹内 一希さん

新島:夏フェスの前にWEBメディアのSPICEさんとのコラボ企画があったので、その経験を活かして、「落研の夏フェス」を企画してキンレイさんと心染プロジェクトの協力の下実現できました。


竹内:聞いたところによると、SPICEさんとの「寄席鍋!」のタイトルはりこ一ちゃんの案だったって聞いたけど。

新島:実はそうなんです!


田中:あ、あの企画ってりこ一ちゃんたちががっつり絡んでたんだ!


新島:SPICEの方と心染事務局の方々と企画会議を重ねて進めていました!


田中:完全に仕事だね!


新島:二名ちゃんを筆頭にイケイケドンドンで進めていました。卒業してから広告業界に勤めているんですけど、企画タイトルを考える経験は今に活かされています。


竹内:広告業界!これはまた、優秀な匂いがしてきたぞ!そのあたりの話を聞いていきたいんだけど、どんな会社に就職したの?


新島:広告制作のディレクションとか消費者向けのキャンペーンの運営をしたりする会社になります。大学では文芸創作を専攻してい小説とかを書いていたんですけど、そのうちにコピーライターを目指すようになって。


竹内:大学で小説を書くってのもカッコいいね。卒制とかでも書いたの?

田中 永真さん

新島:4万字の小説を書いて卒業しました!


田中:すごいな!


竹内:4万字って書くのも大変だけど、考査する先生も大変だね。小説を書きながらコピーライターに興味をもったんだ。あ!だから、「寄席鍋!」のネーミングに至ったわけだね。

新島:そうなんです。採用いただけたので嬉しかったです。


田中:あの企画は今後も残っていくから、重要な第一歩になったわけだね。


新島:踏み出したな!って思った瞬間でした!


竹内:大人に認めてもらえるって良いよね。就活はどういう感じだった?


新島:結構苦戦しました。3年生の2月くらいに始めたんですけど、決まったのは4年生の9月でした。


田中:コロナ禍に突入してたけど、面接とか大変じゃなかった?


新島:WEB面接が不得手でして、対面での面接の方が相性が良かったです。


田中:WEB面接は確かにおっかないよね。変な話、カメラの位置とか照明とかで決まってきたりするわけだもんね。画面に映っている面接官じゃなくて、カメラに目線合わせたりした方が、印象が良いはずだし。


竹内:それで対面での面接で採用を勝ち取ったの?

竹内 一希さん

新島:はい。実際に会って話すと、落語が出来るというのは興味を引くようです。ある会社では「落語やってよ!」って言われて。


竹内:お!出た!


新島:椅子に座ったままで『平林』を最後までやりました。

田中:良いね(笑)!恥ずかしいとか、時間が…。とかじゃなくてやったもん勝ちだもんね。やり切ることで度胸をみせられるし。


新島:面接官がコの字型に座って真顔で聞いていたので、すごいシュールなシチュエーションだったなって(笑)。 


田中:でも、真顔だけど真剣に聞いてくれていそうな人たちの前でやるのも良い経験だね。


竹内:逞しいね!社会人として1年が過ぎるけど、広告業界に身を置いてみて、どうだい?

新島 綾音さん

新島:この1年は在宅勤務が基本なので、まだ広告業界らしい忙しさは経験していないです。週に1回くらいの出社なので、飲み会とかの交流の場もないですし。ただその中でも自分がディレクションで関わったりしたものがWEB上で公開されたりすると達成感がありあす。形になる仕事なのでモチベーションは維持できます! 竹内:でも、まだまだこの状況は続きそうだから、大変そうだね。社会人になってからの失敗談とかあったりする?


新島:実はまだ失敗出来るほどの実務を経験できておらず…。まだ大きな失敗をしていなくて逆にヒヤヒヤしているところです。


竹内;それだけ優秀なんでしょう!


新島:社風としてもコラーっ!!みたいな雰囲気でもないので。緩やかな感じです。


田中:令和の社会人って感じがするね。


竹内:さっき面接で『平林』をやったってことだけど、他には何をやってたの?


新島:定吉※が出てくる落語が好きで、一番良くやっていたのは『茶の湯』です。先輩に「定吉が似合うよ!」って言われて、良くやるようになりました。

※定吉(さだきち)は、落語に登場する架空の人物。江戸落語・上方落語を問わずさまざまな噺に登場する。10代前半ぐらいの少年として描かれることが多い。大人びている傾向にあるが、言動にはまだ幼さが残っている。


田中:「定吉が似合うって…。どういうこと!?」ってなりそうだけど(笑)。『紙入れ』とか『転宅』とかに出てくる女性キャラクターをやってみたい!とか思いそうだけど、定吉を得意にしたんだね。


新島:『転宅』はやっていました。それこそSPICE「寄席鍋!」とかでも。でも一個得意なキャラがあると自信に繋がりますよね。


竹内:確かに、僕も落研の時に八五郎※が良いって褒められたんだけど…。

※八五郎(はちごろう)は、古典落語に登場する架空の人物。江戸落語を中心に長屋の住民や職人として登場することが多い。通称「八っつあん」「ガラッ八」。

田中 永真さん

田中:八五郎が出来たら噺の半分はできたも同然じゃん(笑)。


竹内:でも女性キャラが絶望的で、半分くらい選択肢から消えちゃって(笑)。で、やっていくうちの八五郎の要素もなくなって、じゃあ僕なのかっていうとそうでもなくて、最終的に変なキャラクターが出来ちゃって。


田中:ヘンに乱暴な男だったもんな(笑)。


竹内:そうそう(笑)。ただただ無神経な男が出来上がちゃって。


新島:やっていくうちにキャラクターって変わっていきますよね。私も最初はかわいい子どもだったんですけど、だんだん狡賢い子どもになっていっちゃって(笑)。


竹内:それにしても、大学で小説を書いて、落語もやって、広告業界を目指して、中々カッコいい学生生活だったんだね。小説を書いて卒業しましたって意外といなかったなあ。


田中:確かにそうだね。


竹内:立派な社会人にもなって、会社の人は学生時代にみんなから“りこ一ちゃん”って呼ばれていたって知ったらびっくりするだろうね。


新島:頭の上に??が浮かぶでしょうね(笑)。


田中:あだ名にしても変だなって思われそうだもんね(笑)。


竹内:ガラッと話が変わるんだけど、りこ一ちゃんはキンレイさんの商品とかは結構食べてきてるんじゃない?


新島:はい!心染プロジェクトを通じて家族総出でファンになっちゃいました。冷凍うどん=キンレイさんってなっています!


竹内:良いね!商品ラインアップが豊富だけど、一番のお気に入りはどれ?

新島 綾音さん

新島:「ラーメン横綱」です!初めて食べた時は衝撃を受けました。こんなに美味しいラーメンがこんなに簡単に出来るなんて!って。後はやっぱり、「鍋焼うどん」です!


田中:最終的に「鍋焼うどん」に戻っていくよね。


竹内:あのだしを飲みたい時があるんだよね。


新島:どんな体調の時にもそばにいてくれる存在です。


田中:だしだけの商品を開発してくれたら…、って思う時があるよね。


竹内:あとは具材の椎茸が美味しいんだよね。最後まで取っておくもんね。


新島:在宅勤務のお昼に重宝させてもらっています。手料理感があってホッとしますし。


竹内:そうだ!りこ一ちゃんがキンレイさんのコピーを考えるお仕事を依頼される可能性もゼロじゃないよね!?


新島:いやいや!まだ駆け出しですので!でも、ご縁があったらぜひ!それまで、力を付けます!!

新島 綾音さん



【新島 綾音さん プロフィール】

2021年に法政大学文学部日本文学科を卒業。

現在は広告業界にて活躍中。







まんじゅう大帝国

【インタビュアー:まんじゅう大帝国 略歴】

株式会社タイタン所属の漫才コンビ。2016年6月コンビ結成。

2017年4月デビュー。大学時代は互いに落語研究会に所属し、学生落語の全国大会で優秀な成績を残す。2017年4月に株式会社タイタンに所属しデビュー。フジテレビ系『ENGEIグランドスラムLIVE』『ネタパレ』などに出演し注目を集める。


【その他、受賞歴等】

・国立演芸場 令和元年度「花形演芸大賞」 銀賞受賞

・フジテレビ「ENGEIグランドスラム」「ネタパレ」

・WEB CM パイロットコーポレーション フリクション「ネタ帳」

・MV ゼスプリゴールドキウイ「アゲリシャス」

・TBSラジオ「マイナビラフターナイト」月間チャンピオン

(2017年6月/2018年11月)

・第3回未完成映画予告編大賞「MI-CAN男優賞」(竹内一希)

・2020年1月29日より、初のDVD「詰め合わせ」発売。

・2020年10月7日より、第一回単独公演DVD 「私の番です。たしかにね。」発売。

・竹内一希さん主演映画『実りゆく』が2020年10月9日(金)に新宿武蔵野館ほか

 全国の上映館で公開。「第63回ブルーリボン賞」作品賞にノミネート。2021年4月28日

 よりDVDが発売予定。

・初の単行本『笑いの学校』が2020年12月19日(土)に河出書房新社より発売。

・2021年10月9日放送の『オールナイトニッポン0(ZERO) 〜決戦!お笑い有楽城〜』

 にて優勝。

・『まんじゅう大帝国のオールナイトニッポンPODCAST』が配信中。


【関連リンク】

タイタンオフィシャルHP プロフィール

まんじゅう大帝国 公式Twitter

まんじゅう大帝国 YouTubeチャンネル

DVD「詰め合わせ」

第一回単独公演DVD 「私の番です。たしかにね。」

まんじゅう大帝国 竹内一希さん主演映画『実りゆく』公式HP

初の単行本『笑いの学校』

 


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